




それぞれバーナーで燃焼させ、燃焼度合いを比べました!
この黒煙が、火災で一番怖いと言われる煙で、
有害な化学物質を含む場合もあります。
一方、セルロースファイバーは木質繊維ですが、
ホウ酸を添加することで燃焼しにくい断熱材になります。


火事になったことを想定して、どの断熱材が
一番被害を最小限に食い止められるでしょうか?
4つの断熱材のメリット・デメリットに分けてみましょう。
セルロースファイバーは、細かい所も隙間なく断熱材を充填出来るだめ、
その他断熱材に比べ、隙間による熱欠損がなく、断熱性が高い。
遮音性と共に吸音性も高く、また調湿効果も高いため、きちんと充填施工されていれば、内部結露が発生しない。
ホウ酸の添加により防虫・防カビ効果があり、耐火効果もある為、ファイヤーストップの役割を果たす事が可能。
主に、古新聞またはダンボール等を原料に製造され、環境に優しい。
グラスウールやロックウールと比較すると、施工単価が高い。
充填が不完全だと、自重で沈降して、上部に隙間ができてしまう。
規定どおりしっかり充填されていれば、30年相当の動試験でも沈降は発生しない。
このため、施工者には実技指導会の講習を行う必要がある。
新聞紙から作られていると聞くと、燃えやすいのでは?
と思ってしまいますが、驚きの実験結果になりました。
700度まで形状を維持できるだけの耐熱性能があります。
撥水性があり、吸湿性が低く、アルカリに対する対薬品性があります。
グラスウールよりわずかに高価。フェノール樹脂等を含んでいる。
耐火性には優れているが、施工の際に使用するビニールや接着剤によって、黒煙を発生することがある。
常温の製品から遊離されるホルムアルデヒドは微量で、建築基準を満たすものとされているが、過熱した際には有害物質が微量発生する。
価格が安い。切断・曲げなど自由に加工することができる。
水を含むと一時的に変化する。乾燥に時間を要する。
フェノール樹脂等を含んでいる。
常温の製品から遊離されるホルムアルデヒドは微量で、建築基準を満たすものとされているが、過熱した際には有害物質が微量発生する。
ガラス繊維は、顕微鏡で見ると硬い針状で、繊維自体には空気砲はない。調湿高価はない。
現場で発砲するため、隙間なく施工することができる。
耐火性能がなく、延焼した際は黒煙を発生する。
他の断熱材と異なり、家の伸縮や振動に弱く、割れた部分の隙間や、へこみができる場合がある。
調湿性もなく、石油系化学物質を原料とするため、生産エネルギーが高い。
4つの断熱材のさまざまな効果
断熱材 | 断熱 | 遮音 | 吸音 | 調湿 | 耐火 | 防カビ | 防虫 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
セルロース ファイバー |
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ロックウール | ![]() |
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グラスウール | ![]() |
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発砲ウレタン | ![]() |
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セルロースファイバー
- 断熱
- 遮音
- 吸音
- 調湿
- 耐火
- 防カビ
- 防虫
ロックウール
- 断熱
- 遮音
- 吸音
- 調湿
- 耐火
- 防カビ
- 防虫
グラスウール
- 断熱
- 遮音
- 吸音
- 調湿
- 耐火
- 防カビ
- 防虫
発砲ウレタン
- 断熱
- 遮音
- 吸音
- 調湿
- 耐火
- 防カビ
- 防虫
今回の燃焼実験と、
各断熱材の特徴を比較した結果から、
セルロースファイバーの万能性
と素晴らしさが、
実証できたのではないかと思います
